【結局、和解になる?】不当解雇等を巡る訴訟に少し動きが・・・。

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こんばんは。

五黄土星のミカエルです。

また随分と間が空いてしまい、失礼致しました。

今週、標記の件につきまして、新型コロナウィルス対策関連に伴います緊急事態宣言もあり、久方ぶりの口頭弁論期日が開かれたようでして、弁護士の先生から御連絡をいただきました。

今回は、原告から準備書面を提出すべき口頭弁論期日であり、弁護士の先生が準備書面を作成してくださり、裁判所に提出の上、出頭してくださいました。

準備書面も添付ファイルとして受領させていただいておりますが、いつものように、非常に力強いものとなっておりました。

今回は、この件につきまして、まとめてみたいと思います。

今回の口頭弁論期日における結論

和解に係る反対提案と致しまして、「賃金の1年6ヶ月分」を提示してくださいました。

尚、この反対提案が受け入れられない場合、判決を求める旨、併せて伝えてくださったそうです。

裁判官は、この反対提案を被告税理士に打診する旨、回答してくださった、とのことです(但し、未払残業代の請求やパワーハラスメントに対する慰謝料も含むものとして、という前提条件付きのものだそうです。要約しますと、裁判官御自身、この反対提案に納得なさったのではなく、原告・被告間の全紛争を終局的に解決できるなら、ということらしいです。)。

今回、提出していただいた準備書面のポイント

就業規則について

・被告税理士の事務所においては、就業規則は、そもそも「周知」されていなかった。

・被告税理士の事務所の就業規則には、被告税理士が主張するような病気で長期に欠勤する場合の規定はなかった(当時、このような規定がなかったため、筆者は、被告税理士の事務所のサーバー上に設置されていた質問用紙(エクセルファイルです。)に被告税理士宛ての質問と致しまして、「条項なし」「質問内容 病気、その他の事由で休職、ないし,長期に欠勤する必要がある場合の取扱や手続は、どのようになりますか。」とする質問を致しましたが、当時も、今回の訴訟を通じましても、被告税理士は、一切回答しておりません。)。

尚、今回、提出していただいた準備書面の中では、離職票に記載されたハローワークによる「休職期間満了に関する社内の規定を記した文書がない」という事実認定につきまして、触れられておりませんでした。

被告税理士の反応を見てから、ということなのでしょうか・・・。

「治癒」について

・被告税理士は、筆者の退院後、一切「治癒」に纏わる状況を確認しようとしなかった。

・被告税理士は、「障害者の雇用の促進等に関する法律」第36条の3並びに同第36条の4が規定する義務を履行しなかった。

因みに、弁護士の先生は、筆者が「治癒」を証明しようとしなかったものとして被告税理士が裁判例としてピックアップした大建工業事件(大阪地方裁判所平成15年4月16日判決)につきまして、同判決の別の箇所の文言を引用なさり、筆者に「治癒」の証明に係る義務の不履行がない旨、主張してくださいました。

加えて、傷病手当金請求書に関連して主治医の先生に意見書に記載していただいた「労務不能」とこの訴訟を通じての主張との齟齬につきましても、アメックス事件(東京地方裁判所平成26年11月26日判決)を裁判例とされつつ、傷病手当金を請求するときと勤務先に復職を求めるときとでは、利益状況が全く異なる、ということで、極めて的確な反論をしてくださいました。

このような技術的なところは、やはり法律の専門家でないと、とてもではございませんが、真似のできないところであるように感心致しました。

また、障害者の雇用の促進等に関する法律につきましては、今回、弁護士の先生が初めて主張してくださったもので、障害者を雇用する事業主に法律から課されている適正な手続を履行する義務をテーマにしてくださいました。

四級ながら、身体障害者となりました筆者には、心強く感じましたし、嬉しかったです。

協力医について

・協力医として意見書を提出した医師は、産婦人科医であり、かつ、医学部卒業後、2、3年程度の勤務経験しかなく、現在は、事業会社に勤務しており、当該意見書には全く証拠価値がない。

協力医につきましては、「めっちゃ面白い(爆)。」としか・・・。

全く専門外の潰瘍性大腸炎(因みに、「指定難病」です。)や大腸がんを巡ることなのに、真顔で意見書を記載なさったのでしょうか・・・(面白いっちゃ、面白いんですけど、そもそも、お医者様って、御自身の専門外のことや「指定難病」のことについて、診断書や意見書を作成なさっても問題ないのでしょうか・・・?)。

尚、この協力医は、筆者の大腸がんのステージから間違えていらっしゃいました(笑)。そして、ステージ「Ⅳ」の患者に関する統計やアンケート等を一生懸命記載しておられました。すなわち、ステージ「Ⅳ」の患者の場合、副作用が非常にきつい、とか、あるいは、継続勤務は難しい、等といったことになります。

「俺、ステージⅣちゃうけど・・・(汗)。」みたいに思いながら、意見書を読ませていただいた次第です(弁護士の先生と意見が一致したところなのですが、この協力医は、被告税理士が「文書送付嘱託申立書」の提出を通じて入手した筆者の医療記録を一切読んでいなかったようです。)。

被告税理士にしろ、被告税理士の代理人にしろ、何を考えて、このような意見書を提出したのか、現状、意味不明でございます。

未払残業代の請求について

・未払残業代の請求については、代休を取得した日の分が論点となっているところ、被告税理士の事務所の就業規則には、代休を無給とする規定はなかった。加えて、被告税理士が主張する「被告自身の中では、代休取得日を無給とすることについて、黙示のうちに合意していた」とする合意も一切なかった。

・フレックスタイム制については、被告税理士の事務所の就業規則上では、フレックスタイム制の対象者に「特別手当」が支給されることになっているところ、被告税理士は、原告に対して「特別手当」を支給していない。

このような「合意」につきましても、もう「あほちゃう(白目)。」としか・・・。

「黙示のうちに合意していた」って、・・・(呆)。

また、フレックスタイム制の対象者に支給されることになっている特別手当と申しますのは、誤解を恐れずに申し上げれば、「みなし残業代」です。

当然のことながら(笑?)、筆者は、一度も支給を受けたことがございません。

当ブログを御覧くださる皆様におかれまして、税理士に対して抱いていらっしゃる印象がおありのようにも拝察させていただいておりますが、所詮、税理士って、この程度なのかもしれません。

傷病手当金の未支給について

傷病手当金につきましては、被告税理士が提出した「調査嘱託申立書」の結果、健康保険組合から回答された書面が強烈(笑)ですので、簡潔でした。

すなわち、筆者が未だに傷病手当金を受給できていない理由は、「被告の協力拒絶にある」。

これだけでしたし、これ以上、必要もありませんよね。

和解に係る反対提案について

このような口頭弁論期日となり、和解の反対提案もしていただいたところでございますが、一応、裁判官がこの(ある意味、かなり強気の)反対提案を被告税理士に打診する旨、仰ってくださったことは、筆者にとりましては、多少の違和感もありつつ、嬉しい誤算でもございました。

以前の投稿(【敗色濃厚?】不当解雇等を巡る訴訟の件ですが・・・。)でお伝えさせていただきましたとおり、反対提案できる限界のラインは「賃金の1年分」までと教えていただいていたからです(筆者は、何となく「そんなもんなんかもしれへんな。」と思っておりました。)。

思いますに、その理由と致しましては、上述の協力医の意見書が影響したのでは、と想定をさせていただいております(もちろん、弁護士の先生が強力に踏み込んでくださった、という面も決して忘れてはなりません。)。

受け止め方にもよりましょうが、上述の協力医の意見書は、「裁判所、舐めてんのか!」みたいな面もございますよね。

あるいは、被告税理士がほとんど証拠を提出しない、といった面も影響しているかもしれません。上述の「黙示に合意していた」ことを示す証拠や、フレックスタイム制を採用していたことを示す証拠、ないし、当初、被告税理士は、「医学的根拠を有していた」旨、主張していたところ、当該「医学的根拠」等々、一切証拠を提出しておりません(因みに、勤怠管理をしていた資料の提出も言及しておりますところ、被告税理士は、「思い当たるものがない」旨、回答をしているそうです(笑)。被告税理士が主張する就業規則上は、勤怠管理のことが明記されているのに、です。被告税理士がどの程度の税理士か、御想像いただけるのではないでしょうか。)。

これらの事象が相まって、若干、裁判官の心証に影響を及ぼし、「賃金1年6ヶ月分」という和解も検討だけはしてみようか、といった姿勢に反映されているのかもしれませんね。

これからの流れ

いずれに致しましても、一旦、ボールは、被告税理士に渡された形となっております。

次回の口頭弁論期日の際、被告税理士より、上記反対提案への回答が提出される予定です。

そして、被告税理士から回答が提出され次第、それを受けて、また弁護士の先生とお打ち合わせをさせていただくことになろうかと思っております(被告税理士のことですから、また大変面白い、トンデモ回答を提出してくるのでは、と期待も膨らみます。)。

実は、今回は、協力医につきましては、証拠を提出していただいておりません。

しかし、筆者自身の中では、いくつか、提出可能と思われます証拠を入手しております(弁護士の先生も、調べてくださったようで、弁護士の先生が有してくださっている証拠の方がよいかもしれません。)ので、被告税理士の対応次第で、弁護士の先生と相談させていただいて、協力医に係る証拠を提出できれば、とも考えております。

まとめ

この訴訟につきましては、そんなに難しい論点はなさそうに思われるのですが、随分と長い時間を要しているようにも感じられます(不当解雇された時点から起算致しますと、2年を超えてしまいました・・・(汗)。)。

が、・・・。

いよいよ和解か、それとも、判決か、この分岐点に差し掛かろうとしております(尚、筆者自身、弁護士の先生に対しまして、被告税理士の態度、姿勢に応じて、判決を求め、裁判所に出廷すべきときが参りましたら、出廷させていただく旨、お伝えさせていただいております。そのときになりましたら、またいつものように(涙?)、ものすごく緊張してしまうかとも思いますが、五黄土星らしく威風堂々と出廷させていただくつもりです(顔もでかいが、態度もでかい?)。)。

この訴訟の動向につきましては、引き続いて、変化があり次第、お伝えさせていただきます。

では、また。

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